ある日突然、外れました。
なにが外れたのかというと、
脚が外れました。
これは、セブンチェアの裏側。
たった1本の短いビスと接着剤だけでクローム脚とつながっていました。
案外キレイに外れます。この夏気温が高すぎたからかなー。
直せる家具屋さんをネットで探して一応見つけたんですけど、
今からその家具屋さんに連絡して
→ 壊れた部分の画像と説明文をメールで送信し
→ 見積りや納期などについて何度かやり取りをして
→ OKならこれが入るくらいの大きなダンボールをどこかで探してきて
→ どうにか梱包して運送業者に集荷を依頼し
→ 家具屋さんへ送って修理の順番待ちして・・・
ざっと一か月はかかりそうです。
しかも、それなりに大変な作業になるようで費用もかかります。
それに一度脚部が外れてしまうと、直してもまた外れやすくなるのだそうです。
・・・別の椅子があっても良いなーと。
直しますよ。(^^;
セブンチェアはもう10年以上になるし気に入っているし、必ず直すつもりです。
しかし、
①座り心地の良いデザインで
②素材と仕上げが美しくて
③直ぐに手に入る
のであれば、別の椅子がもうひとつあっても良いなと。
ということで早速、ひとつ選んで注文しました。
運よく国内在庫があったので直ぐに届きました。
ハンス・J・ウェグナー CH24 オーク・ソープフィニッシュ です。
本当はブラック・ペーパーコードが良かったんですが、それはデンマークへ取り寄せになり納期が4~5か月かかるので、とりあえず国内在庫品のこちらにしました。
長年アルネ・ヤコブセンが好きだったので、このタイプ(木の椅子)は自分で買うのは初。
とくにウェグナーは人気がありますよね。
もう見慣れた感じはするのですが、やはり座り心地はとても良い。
設計事務所で働いていたころは、仕事でたくさん家具も扱っていました。
さすがに修理は請け負ったことがありませんでしたが、お手入れのやり方はある程度知っています。
そういえば当時の仕事で、椅子コレクターの男性の家を担当したことがありました。
全部で40脚以上所有していて(これでもほんの一部で残りは実家の倉庫に保管されている)、中には珍しいアンティークもありしかも全て世界の名作ばかり。
2DKの古いマンションにそれらがずらりと、足の踏み場もなく(これ本当です)無造作に並べられ?というか置いて毎日大切に使われていました。
一般の人の部屋では初めて見る光景でしたね。椅子だらけなんです。
自慢の椅子コレクションを美しくディスプレイして、大好きな家具に囲まれた楽しい生活がしたい、というご希望を聞いて計画をしました。
打ち合わせの最中から工事が完成するまで、何時間も家具やアートの話しばかりしていて、とても楽しかったのを覚えています。
ちなみに、ソープフィニッシュは誰でもお手入れし易く、いつでも買った当初の色白な木部に復活させることができるのが良いところです。
末永く大切に使えるので、きっと楽しいですよ。
木部のメンテナンスについては、また別の機会に書くことにします。
今回、購入特典として、「Yチェアの秘密」と「まじめなおかし」がついてきました。
「ミレー」は一旦食べ始めると止まらないんです。素朴で美味しい。
さすが高知県!
これから、椅子に座って「まじめなおかし」をつまみながら、「Yチェアの秘密」を読んでみようと思います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。