つのわのブログ

さまざまな良いデザインと住まいや身の回りについてのアレコレです。

生ゴミ置き場の臭いとコバエの問題が解決できた話し


 

 

サービスバルコニーって知ってる? 

 

4月に引っ越しをしました。

 

tsunowa.hatenablog.com

 

 

引っ越す前のマンションには、キッチンのすぐ隣にサービスバルコニーが付いていました。

面積で言うと3.9㎡で1坪強ほどですが、エアコンの室外機があったのと出入口が開き扉だったのでもっと狭く感じるかな。

ですが、ゴミ箱置き場にするのには十分。

方位は東向きで屋根付き。

正午以降は直射日光があたらず風通しが良く、しかも外からは見え辛いという好条件がほぼ揃っていて、まさにゴミ箱を置くには最適でした。

 

 

バルコニーの目的とは

 

ところで、現在住んでいるマンションにはリビング・ダイニングの南側に広めのバルコニーはあるものの、サービスバルコニーという感じではないです。

バルコニーの床にはウッドデッキが組んであり、掃き出し窓からほぼ段差なく出られるので見た目は良いと思います。

それに、南側だけあってバルコニーは日中日当たりがとても良い。

その分だけ部屋がセットバックしているから、夏の強い日差しは室内に直接入らないのでエアコンは良く効きます。

但し、日当たりが良すぎるバルコニーは物干しくらいにしか使えないという。

因みに、個人的にはリビング・ダイニングから洗濯物が丸見えになるような窓計画は、あまり良いとは思いません。

 

住まいのバルコニーの計画についてはいつか、まとめて書いてみようとは考えているのですが、設計者・施工者側の立場としてはもちろん明確な用途と理由があって計画をしていますよ。

部屋じゃないから壁が少ないし工事が簡単、費用が安い、というようなイメージがあるかもしれませんが、実はそれは逆です。

バルコニーは工事や手間も現場管理も、超~めんどくさいんです。

(^^;・・・

 

さて、現在のウチの話しに戻ります。

今はこのバルコニーに45Lのゴミ箱を2個置いているのですが、

この夏初めてこれが困った問題になりました。

 

 

それは「コバエブンブン問題」の勃発です。(この時点では7月)

 

 

この夏は本当に毎日暑いです。35℃近くまで気温が上昇しますよね。

日当たりの良いバルコニーだと、ゴミ箱のフタを開けるたびに中からブ~ンとコバエが飛び出し、生ゴミ臭がしてとても困るのです。

本当に不思議なんですけどフタ付きのゴミ箱なのに、フタを閉めてロック(カチっとするアレ)もしているのに、小さな小さなハネの虫?が湧いているんですよね。

 

先ほどバルコニーの計画について少し触れましたが、一般的には日当たりが良い位置に作ることが多いと言いました。

マンションでは特にメインの用途は洗濯物干しと室外機設置が目的なので、そもそもゴミ箱置き場を前提にしていないです。

なぜなら、強風で倒れたり屋外に飛ばされたり近隣への問題、

隣戸との間仕切りの前や避難梯子の直下、または避難設備のフタの上にゴミ箱などを置いていて、災害時避難の際それが邪魔になることがあるので、できれば置いてほしくはないはずです。

避難設備の立ち入り点検の際には、そのように注意とお願いを言われるはずですよ。

 

ですが、普通は住み手からしたら何日分もの生ごみを、室内にも置いておきたくはありませんよね。ゴミの収集日は決まっていますし。

なので、その収集日までは一時的にまとめて置いておけるゴミ箱置き場は必要です。

できればそれは室外でキッチンから近い場所が便利です。

 

そこでサービスバルコニーの出番です。

 

 

サービスバルコニーの条件とは

 

わたしの考えるサービスバルコニーの条件は次のとおり。

 

  1. キッチンから直接出入りできる
  2. 日陰かつ風通しが良い
  3. 外部から覗きにくい(見えづらい)
  4. ダイニングやリビングから(ゴミ箱・洗濯物干しなどが)丸見えにならない

 

もしも、これからキッチン廻りについて設計プランをする予定があるなら、サービスバルコニーは是非検討してみてください。

お勧めしますよ。

 

 

生ごみ処理機はどうなの?

 

しかし、ウチにはサービスバルコニーが無いので仕方がありません。

そこで、「生ごみ処理機」を検討してみました。

 

調べると、幾つか種類があるということが分かりました。

 

・バイオ式=微生物の力で生ごみを分解後、分解物を処分又はたい肥として再利用

・乾燥式=ヒーターの熱や風を使って生ごみの水分を蒸発後、残物を処分

・ハイブリッド式=生ゴミを乾燥して微生物の力で分解(乾燥+バイオ)後、分解物を処分又はたい肥として再利用

(・粉砕式=ディスポーザーのこと(次項に書きます))

 

それに、条件が合えば自治体によっては購入に際して補助金が出ることも分かりました。

 

しかし、それでもわたしが生ごみ処理機に踏み切れなかった理由は、ただひとつ。

 

 

デザインが良くない・・・(^^;

 

 

そう、見た目が残念なんです。(わたしの個人的感想です)

イマドキ、どうしてなんでしょうね?

ナントカできそうな気もしますけどね・・・コスト面で難しいのかもしれません。

キッチンのそばにコレがあると思うと、どーしても我慢ができそうにありませんでした。(スミマセン、わたしの個人的感想です)

 

例えば100歩譲って、その性能・機能・使用感で十分な満足が得られるとしたら、見た目に関しては我慢できるのか?とも考えてみました。

しかし、やはりUI / UXデザイン、ここでも重要なんですよきっと。

 

では別の方法を検討してみる。

キッチンに設置した生ごみ処理機の周りに、直接見えないような目隠しをしたら良いのではないか?

結論を言うと、あまりお勧めできません。

キッチンのプランにもよるのですが

わたしの経験上、キッチン周りでは毎日・毎食後頻繁に使うものの設置場所に関しては、使うたびにわざわざひと手間ふた手間かかるような設置の仕方にしてしまうと、家族が使いづらいなどの理由で後々後悔するか、結局は設置の位置を変えたり中途半端に出しっぱなしになることがほとんどです。

なので、例えばキッチンのゴミ箱に関しては、少々値段が高くてもデザインの美しいものを選んで、簡単に直ぐ使える位置に設置するのがいちばん良い。

 

生ごみ処理機についてですが、各社・各種生ごみ処理機の口コミサイトや比較・評判を一通り調べてみました。

しかし予想通り、どれも一長一短ありますよ。

結局、わたしにとって完璧な製品は見つかりませんでした。

 

 

ここであらためて、現状のわたしのゴミ問題を書き出してみました。

 

①バルコニーには(特に夏場は)生ごみを一日も置いておけない

ーーー理由:コバエ・臭いの問題があるから

②キッチン廻りにも生ゴミは置きたくない

ーーー理由:コバエ・臭いの問題が室内で起きるのが嫌だから

可燃ごみの日は月曜と木曜なので、3~4日分の生ごみを一時的に置く場所が要る

④とにかくバルコニーのゴミ箱のコバエと臭いの問題はクリヤーしたい

⑤費用は押さえたいが、機能・性能・効果にもよる

---多少費用が高くても、効果的で超快適になるなら納得できる

⑥インテリアの見た目が悪くなるのはどうしても許せない

 

 

以上のような問題を解決したいのです。

 

要するに完璧な生ごみ処理機があったとしたら良さそうなのですが、わたしの注文が多すぎるのかちょっと難しそう。

 

※ここで言う完璧な生ごみ処理機とは、

 ☑ ほぼ全ての生ごみという生ごみが完璧に処理できて

 ☑ 初期費用・ランニングコスト共に経済的で

 ☑ 使用中臭いや音の問題がなく

 ☑ 手入れが簡単で手間がかからず

 ☑ 何より見た目が美しいもの

 

・・・(^^;

 

 

キッチンにディスポーザーって設置できるの?

 

次に、「ディスポーザー」を考えました。

以前、建築設計の仕事をしていた頃は実際に新築物件にディスポーザーを設置して使用したことがありましたので、少しは知っているつもりです。

 

しかし賃貸マンションだと話は別です。

万が一、家主や他の住人の迷惑になるようなことがあっては困りますし、そもそも設置するのに家主の許可(その他自治体の届出等)が必要かもしれません。

賃貸契約書を確認したり、自治体の窓口に問い合わせる必要がありそうです。

今回はもうそこまではしませんでした。

 

 

 

ここまでで、バルコニーがNGで生ごみ処理機やディスポーザーも無理そう。

このままでは、コバエブンブン問題と生ゴミ臭に悩まされながら、もしかしてあの黒いヤツ=「G」がいつかやってくるかも?!とか怯えながら、この夏を乗り越えるしかないのかと、半ば諦めモードの中ネットをポチポチと眺めていたところ、次の手段を見つけましたよ。

 

 

それは、「防臭袋」です。

  

 

 

防臭袋って臭いがしないの?

 

あかちゃんがいる、またはペットがいる人にとっては常識の便利グッズなのかもしれませんね。

主に外出先で、使用後のおむつを包んだり、散歩中犬の排泄の後始末に使ったりするようです。その名前の通り、臭わないんです。

事実、その商品レビュー・評価がどれもとても良い。

サイズも色も種類が揃っています。

直ぐに、ひとつ買ってみることにしました。

 

一日分のキッチンの生ごみを入れて口を結び、夜フタ付きゴミ箱へ入れました。

併せてフタの裏側に、虫よけ剤を貼り付けておきました。

翌朝フタを開けてみると、いつものムっとするような感じと臭いが全くしませんでした。

 

コレは良いかも?! (゜v゜)

 

その夜、また一日分の生ごみを入れた防臭袋を捨てようとゴミ箱のフタを開けてみたところ、やっぱり臭いがしませんでした。

結局、次のゴミ収集日まで丸3日フタ付きゴミ箱に溜めていたのですが、臭いもコバエがブ~ンと飛び出して来るようなこともありませんでした。

安くてすごく簡単な方法で、わたしの「2018夏のゴミ問題」が解決しました。

おかげで、この夏(今現在)は快適に過ごせています。

※いずれにしても、毎収集日に出し忘れのないようにゴミはこまめに出すのが良いとは思います。

 

 

 

まとめ

 

結局、条件の良いサービスバルコニーがあればこれまで通り問題はなかったのですが、今回はサービスバルコニーが無くても、簡単に解決することはできました。

 

しかし、ゴミ出しをすることには変わりはありません。減っていませんから。

やっぱりこれからはゴミを減らせる方向で考えるべきですね。

問題はたくさんあって、

 

①ゴミの出し方やその周知徹底の仕方

②地域のゴミ処理施設や人件費・人員不足の問題

③ゴミステーションのカラスなど動物対策の問題

④高齢化などの問題

⑤環境の問題

 

どれを取ってもゴミは少ない方が良いに決まっています。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。