つのわのブログ

さまざまな良いデザインと住まいや身の回りについてのアレコレです。

いつも始めは真似から ~そもそもブレないために~

f:id:tsunowa:20171031135056j:plain

こんにちは。

物に支配される

前回、これについて書きました。

実際、けっこうな確立でなってしまうんです。しかも女子が多い。

 

ずっと以前、今と比べてずっとアナログだった時代は、

「今日何を着るか?」

「どんなヘアスタイルとメイクにするか?」

「どんな間取りにするか?」

「どんなデザインのキッチンやサニタリーにするか?」

などなど、日々の生活の中で考える場面に遭遇すると、

まずは各々、自分のあたまで考えました。

そのあと、身近なそれが得意な人や専門家に相談しました。

間で、本屋さんや図書館で書籍を探したりもしたでしょう、とにかく自分の持てる知恵を絞って工夫してきたわけです。

そしてそれなりの結果を出してそのミッションは終了。毎日この繰り返しでした。

で、こういった日々のちょっとした女子の苦労を評価してくれるのも、身近な女子たちでした。

「それかわいい!」

「これは使いやすい!」

「真似したい!」

反対の評価もあったとは思いますが、おおむね褒められたんじゃないかな。

この部分は今も同じ、そうやって女子が女子のレベルを上げているわけです。

 

現代はというと、それがしだいにネットや雑誌やメディアなど、実際に見たものの中から、みんなの評価が高いものが良いものなんじゃないか、更にちょっとでも批判があると駄目なものなんじゃないか、そうするとますます自分のオリジナルがわからなくなります。

更に、そもそもの目的や目指す方向なんかも揺らいできてしまい、結果自分の意見が無くなる。

近年SNSが広がっていて、得られる情報が多いので選択肢はとっても増えていますが、その中から自分に最適なものとして上手な選択をする力は弱くなっていると思います。

「ま、こんなもんか。」

「ほぼほぼ、満足。」

「許せる範囲。」

「予想通り。」

多少謙遜した意味があるかもしれませんが、自分で調べて考え抜いて産み出した結果じゃないし、上手な選択ができたかどうかもよくわからないから、最後にこんな感想になります。おそらく最初の目指していた方向ともずれていたりして。

 

 

先日、建築士仲間の友人が話していたこと。

今年3月、短大生の娘が卒業式でそこに父親として出席したときのこと。会場に到着してわくわくしながらデジカメを構えたところ、何度も自分の娘がどれだかわからない事態に焦ったのだそう。

彼が言うには、どの娘もヘアーメイクがほぼ同じで顔アップでカメラを構えたら、見わけがつかなかったらしい。・・・とくにパパに起きやすい事態かも、納得。

 

ちょっと話が逸れました。

ステキだなと思う人の真似をすることが悪いと言っているのではありません。

そもそも、始め真似することから勉強する場面はけっこう多い。

そのステキだなと思う人が、他の多くの人からなぜそう見えるのかというと、

センスがいいし知識があって頭がいいしカッコイイとか見えてしまうのは、やっぱり、その人が周りに流されない、ブレない芯を持っているからなんだと思うんですね。共感したのはそのブレない芯があるというところなんです。

なので、最も真似すべきところはそこなんじゃないかなと。

外見より中身で勝負

40代になったからより理解できるようになりましたね(^^;

しかし、

見た目が9割

もウソじゃないですよ。

矛盾しているようで、二つは実は一体なんだと思います。

芯がブレたら見た目や言動にも現れるから。

 

他人からどう見えるかも大事なんですけど、そもそも自分がどうしたいか、どうなりたいのか目的を見失わないようにすることが大事だと思います。

ワタシはいろいろな相談をうけたとき、最初にそれを聞いて紙に書いてもらうことにしています。

そうすれば、多少アレコレ迷っても、道を見失わずにすむからです。