こんにちは。
悩みってありますか?
わたしの場合はこれといった悩みは無く、どちらかと言えばちょっとした不安だったり、胸がざわざわする感覚に陥ることはあります。
「エアコン消したっけ?」
「鍵かけたっけ?」
・・・ざわざわしませんかね?!(^^;)
そんなことはどうでも良いので、ここからが本題です。
ここ数年前から、いまひとつスッキリしないことがあります。
それは何かといいますと、
室内におけるペット飼育の状況について
です。
わたしも実家では代々黒猫を飼っていましたので、今でも猫好きですし、そもそも犬も鳥もカメレオンも、みんな大好きです。
これが、室外の飼育であればそれほど問題はないのですが、室内飼育の場面で少し異様?な状況になっていると思うんですね。
例えば、
小型の室内犬がいるお住まい
ほとんどのご家庭に見られる状況で、わたしの胸がざわつくポイントがあります。
それは、 リビングにゲージとトイレ が設置してあるパターンです。
もともと人だけが住んでいたところに後からペットを飼い始めたから、或いは住宅事情の問題でリビングしか置ける場所が無かったなど、半ばあきらめでそうなることもあるとは思います。
ですが、入居したての新築で一戸建てやマンションでも普通に見られる状況です。
リビングのゲージの周りを見てみると、ドッグフードキーパーやおやつ(ガム?)、クタクタになったおもちゃたち、毛布、シミが残っていて使いかけのトイレシートが敷いてあったり、トイレットペーパーがゲージに取り付けてあったり。
そして更に、ゲージの上にも荷物が積み重ねられていることもしばしば。
さまざまなモノであふれているのです。
高価で立派な家具が揃っていても、他が整理整頓されていたとしても、やはりそこだけ際立って見えるのです。
わたしは胸のざわざわが収まりません。。(^^;)
想像してみてください。
家族がくつろぐリビング、または食事をするLDKです。
・・・(^^;)いかがでしょうか。
もうすでにそれが普通の景色になってしまっているのかもしれませんね。
何度も言いますが、わたしもかつて室内で猫を飼っていたことはあります。
なので批判するつもりはありませんし、むしろ動物が大好きだから気にするのです。
欧米のペット事情について
ところで、欧米ではどうでしょう?
そもそも国土の大きさによる住宅事情の違いから、大型犬を飼育する家庭が多いようです。
しかし、テレビ中継やドラマ、映画、インターネットや画像、雑誌などを見てみても、その室内が日本のような状況にはなっていないことに気が付きませんか。
(勿論ゼロではないと思います)
では、なぜ日本のような状況になっていないのでしょうか。
以前LAに住んでいたという従妹にも、聞いてみました。
「トイレは屋外か庭でさせるよ。トイレシートを売っているのは一度も見たことが無い。」と話していました。
欧米では家も庭も広く、大型犬を飼育する家庭が多いので、例えばトイレは室内ではなく散歩中か庭でさせるのが一般的。
更に、万が一他人に危害を加えた場合には日本よりもかなり厳しい罰則がある(刑罰)といったような、法整備や慣習などの違いから、最初にしつけの訓練を受けさせるのが一般的に浸透している。
ゲージは、赤ちゃんの頃だけに使用するものだから、ある程度成長したら撤去してしまう。
このように、モノの使い方や認識についても違いがありそうです。
日本と欧米では住宅事情や習慣、考え方ひとつにしても同じではないのは当たり前なのですから、どっちが正しいとかそういうことを言いたいのではありません。
どの状況にしても、各家庭でどうしてそうなるのか?という原因や要件、そしてその結果について整理し、まずは客観的に見るということをするべきです。
面倒でもそれは、住まいの計画やデザイン、整理収納を考えるうえでとても重要なことです。その後で実際にどうしたいのか、目的を持って計画を立てるのが良さそうです。
ペットがいる家といない家とでは、モノの数が違うのは当然
いつもわたしが考えるときの基本にしていることは、
バランスです。
どんなに素敵な家具やデザインに仕上げたとしても、全体のバランスが悪ければ、最初のベストな状態は長続きしません。
ここで言うバランスとは、ペットがいる家ではペットのことも、当然に計画の中に組み込まなければちぐはぐになるということです。
つまり、住まいや整理収納の計画を立てるとき、お父さんの趣味やお母さんのパントリー、子供たちの勉強スタイルや遊びの道具・・・といった人間のことだけに集中した計画は、結局リビングにゲージとトイレ、といったようないつもの景色が常に生まれ続けることになります。
別に良いじゃないの。。。(^^;)
そう思われるかもしれませんねw
でも、世の中にはこれまでとは違う、人とペットの共同生活が実際にあるはずです。
単にまだそれを知らないだけかもしれません。
この、知らないだけというのが本当は勿体ないと思いませんか?
知らないことを知ってから目的を持つのと、知らずに考えることすら思いつかないのとでは、得られる結果が随分違うような気がしませんか?
今、ペットに関する製品はあらゆるモノが発売されていて選びたい放題です。
しかし、基本的には形がちがうだけで新たに設置するものばかりです。それはどこに設置されても結局は、ほぼ同じ状況が生まれます。
つまり、考え方や認識そして使い方が変わらなければ、単にモノを買い替えただけでは結局お金を使っただけで何も変化していないということになりかねない。
人、ペット、モノ
みんなが気持ち良い共同生活を目指して、考えてみませんか。
続きはまた次回にします。