7つ離れた姉がいて、二人姉妹です。
幼いころは、小1と中1の差があったので喧嘩することもありました。
大人になるとそういうのもなくなり、普通に仲良し姉妹だと思っています。
たまに二人でショッピングに出かけたり、長電話なんかもします。
母と姉と3人で出かけることもあります。
姉はわたしが高校へ入学したころに結婚しました。
結婚後は実家からそれほど遠くない小さな町に、家を建てて家族で住んでいます。
そんな姉も、現在50代そこそこにして孫もでき、普通にしっかり者で世話焼きのちょっと若いおばあちゃんです。
ところで、去年77歳の父親が入院し生まれて初めて手術を受けました。
なんせ全てが初めてのことだったので、本人も手術を知ったときは落ち込んでいたんですが、何より家族であるこちら(母姉わたし)のほうが無茶苦茶オロオロしてしまいました。とにかく不安で恐ろしかった。
そのときのある出来事から、いまでもモヤモヤしていることがあります。
父親が手術室へ入り、看護師さんの説明では概ね3時間半くらいで終わるのでそのころ呼びに行きますといわれたので、母と姉と3人で病院内の待合室に移動し待つことにしました。
そのうち会話も尽きて、3人がちらちら時計を気にするようになりました。
すると、母と姉がわたしに言いました。
母:「あなた、旦那はいいの?」
姉:「そうよ、あなたいそがしいんでしょ?旦那さんに悪いし、無理していなくてもあなたは帰っていいよ?」
ーー は???!
どういうつもりで二人がこのような同じようなことを言ったのか、さっぱり理解できません。
わたしは夫がいますが、姉にもいます。
父親の手術、その日は平日の午後で義兄も夫も仕事でした。
そして普段パート努めの姉は、その日パートを休んでまで病院へ来ていました。
わたしは既に会社を辞めていたし子どもはいません。
つまり、明らかにわたしのほうが姉より暇人で自由人です。
なのに、母も姉もわたしにそのように言ってきたのでした。
ーー わたしに帰ってほしいのか??
ーー それとも、本気で単に遠慮して言っているだけなのか?
よくわかりませんでした。
わたしも二人と同じように、その日は父親のことが心配だったから病院に駆け付けたのでした。しかも暇人なので、何かを投げ出してやって来たわけではなかった。
考えてみれば、こういうことはしょっちゅうありました。
たとえば時々、親の様子を伺うのにちょっと実家へ帰ることがあります。
77歳の二人が元気に過ごしているかどうか、家の整理や片付け、パソコン・インターネットや通信機器の調子、その他困ったことはないか、様子をみるためです。
ところで、うちの親の年代?は皆そういう考え方なのか、田舎人ならではなのかは分かりませんが、そもそも嫁に出した娘がちょくちょく実家に帰るのはよろしくない、という考え方があるんですね。
なので、単に親が心配だからという理由で帰るのではなく、わざわざ別の理由を作って帰るようにしていました。(ちょっとメンドーよね)
もちろん、実家に帰ったときはいつも一応喜んでくれます。
ですが、用事が済んだらとにかく帰れ帰れと、来て1時間も経たないうちに追い出そうとします。
嫁(・妻・母親)は、
・長時間・長期間、家を空けるものではない
・旦那・義理親に迷惑をかけてはいけない
・家では旦那(子供も)待たせるものじゃない
と言うのが両親の考え方で、実際、母親もこれまで何十年もその通りにしてきたのです。(ブツブツ文句を言うこともありましたが)
ーー ん?なんで??
明確な理由が知りたくて、聞いたこともあります。
すると決まってこう返ってきます。
「昔からそれが当たり前なのよ」
ちなみにわたしの夫は、わたしが出かけたり何かをするのでも、だいたい(わたしが)好きなように決めたらいいし、とりあえず何でも困ったら相談してネと言ってくれます。
それは特別無理をして言っているようにも見えませんし、何より夫本人が自由に出かけたりモノを買ったりすることを自分で決めています。(たまには相談されますけどね)
もともとあまり細かいことを言うタイプではない人です。
多分、普通の人なんだと思いますが。
独身の頃は両親にそのようなことは言われたことはありませんでした。
なのでいつでも(おなかが減っただけでも)フラっと実家へ帰っていましたね。
はい、今文章にしてみて改めて気がついてしまいました。
うちの親はかなり古めかしい偏った考え方を言っているように見える。
しかもその根拠というか理由について本人もよく分かっていないという。
(なんとなく昔からそういうものらしい)(^^;
しかし、わたしはそんな田舎人で旧い時代の親の考え方が全て間違っているとも思えないんですね、絶対に。
ただ、ちょーっとそれ旧すぎる。。。
しかも、姉もその両親と似たような考え方だったんですね。
この他にも、周りやテレビなどを見ていてよく感じることがあるんですが、
例えばある女性がいて、「いまどきはそういう新しい考え方があるのよね」とニコニコして寛容な言葉を言っていることがあるのですが、実はそれは表面上で心の底では旧き時代の保守というのか旧い考え方を持っていて、
別のある話題になると「女性は妻は母親はこうでなければならないし、みんな我慢している」といったような意見を平気で言う。・・・モヤる。
なんというか、ちょっと表現は悪いかもしれないのですが、
「多様性を認めるよ!」
と表面上は理解を示しながら、
「しかし、自分は絶対にナイわー!」
と言っているように見えるときがあるんですよね。
わたしは姉と違い20代で家を出て一人暮らしをして、結婚せず20年以上社会で一人働き、長く地元から離れて生活していたせいもあるんだろうなとは思うけど、
世代も違うし、気が付けば家族の基本的な躾や考え方と大人になったわたしの考え方には、微妙なズレができてしまったようなんですね。
これはどちらが正しいとか間違っているとかいうことではなくて、ただ単に分かったことです。
そしてわたしがモヤモヤするのは、かつて家庭や学校で教わった基本的な考え方を芯に持ちながら、大人になり社会で学んだことや外の世界で得た知識、世の中の情勢の移り変わりなどによって積み重ねてきた個性ともいえる考え方、
そのどちらも自分を表現する基礎となるような重要な考え方なんだと分かっているのに、今になって家族の意見を聞いたときになんとなく共感できなかったり、その言葉に引っかかったりしてしまうことがある。
そして、ついこの間の出来事。
同級生で仲良しの女子友達に「今夜ご飯食べに出かけない?」と誘われたとき、わたしはとっさに「あれ?旦那さんは大丈夫なん?」と言ってしまった。。。 orz
ーー何が大丈夫なのよ??何が聞きたかったのよ??
ーー母と姉があのとき言ったのはこういうことか?
本当に、モヤモヤする。。。(^^;
不快な思いをされるかたがいるかもしれないのも承知で言いますが、
やっぱり、今の女子やママを生きづらくさせているのは、こんな旧い躾を忘れられない社会でありそれを教えられてきた女子そのもののような気がしているんですね。
表面上は多様性を認めつつ、
はみ出した目立つ行為は許さず、
みんなが経験する苦労をしない他人の生き方を認めない。
これでは、自分自身の首も締めることになるんじゃないかと思うんですよね。
自分がやりたいことをするためには他人を認めろ、と言っているのではありません。
他人に無関心になれ、というのも全然違う。
・・・あ、やってしまった。。。
まとまらないページを作ってしまいました。(^^;
さて、みなさんはどう思われるんでしょうか?
これからグーグルさまに聞いてみようと思います。カチカチ・・・
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。