4月に引っ越しをしました。
3月末に、初めて「辞令」というものを体験しました。
ほんとうに何の前ぶれもなく
「ハイ、アナタ来月カラ転勤ヨ~」
ちょっと言葉は違いますが、こんなイメージ。
正直、びっくりする暇もありません。
年老いた両親を残し、片道3時間以上離れた県外へ引っ越し。
わたしはそこに住んだこともありませんし、当然知り合いもいません。
辞令を受けたのは夫ですが、凹んだり考えたりするような時間もありません。
なぜなら夫は、まだ住む場所も決まっていないうちから、新しいオフィスに出社しなくてはならないわけで、それまではこちらで仕事の引き継ぎや挨拶回りなどむちゃくちゃなスケジュールです。
これが転勤なんですねー。(-_-)
現在、夫婦で転居して2か月が過ぎました。
そこで、引っ越しの振り返りをしてみようと思いました。
そしてこれが、誰かの役に立てたら嬉しいです。
- 3月末、辞令発覚
- 一週目|賃貸物件探しと、退去の申し入れ
- 二週目|賃貸契約と、引っ越し業者の見積り
- 三週目|仕分けと荷造り、鍵引き渡し
- 四週目|手続きと準備、荷造りは大詰め
- 引っ越しが決まってから、やったことのおわりに
3月末、辞令発覚
4月付で辞令が出ることが発覚した夫が、夜遅く帰宅。
4月中には引っ越しが完了しなくてはいけません。
ゆっくりとはしてられません。
一週目|賃貸物件探しと、退去の申し入れ
1)賃貸物件に関して、おおまかな予算を決める
家賃・共益費・駐車場賃料など、月払い限度額を決める。
2)予算を踏まえ、googleマップとWebサイトを駆使して物件探し
⇒3件に絞り現地仲介業者へメール
物件について、優先事項を定義すると早い。
とにかくグーグルマップを睨み作業していたら、行く前から街の地図がほぼほぼ頭に入っているという、ちょっと便利な状態にまで仕上がります。
3)現地仲介業者(不動産屋さん)と電話打ち合わせ
⇒見たい物件の内見予約をする
未公開情報の中からも、条件に合う物件を紹介してもらえます。
4)大物家具のサイズをiPhoneへ記録しておく
後日内見の際に、①搬入経路と②設置場所の寸法確認のための準備です。
因みに、①搬入経路のポイントというのは、
- 部屋の開口部の向き
- 廊下(通路)がクランクしていないかどうか
- 天井高さ(梁下高さ)
- エレベーター内部や外階段踊り場の広さ
などです。
要するに、大物家具を傾けたり起こしたりして、通れるかどうかがポイント。
築年数古めの建物の場合には注意が必要。
5)現マンションの管理業者へ退去予告
退去予告は通常、引っ越しの一か月前までと決まっていることが多いです。
そして、部屋の明け渡し立会の日程を決めます。
わたしの場合は、引っ越し日と同日にしました。
6)現在借りている駐車場の管理業者へも、同様に連絡
こちらは全て、電話とメールで書類のやり取りをして完了。
とても簡単です。ただし、一か月前予告ルールは同じです。
具体的には、退去申し入れ書というのをメールで提出し受理書の返信があり、退去の翌月に敷金の返金(振り込み)があって終わりです。
二週目|賃貸契約と、引っ越し業者の見積り
7)夫の車で現地へ行き、物件を案内してもらう
⇒最も気に入った物件に決める
紹介物件と合わせて、全部で5件見学できました。(時間が限られるため結構忙しいです)
部屋が決まり、契約申込をしたら忘れないうちに、
新居の郵便番号、住所は建物名と部屋番号までを手元に控えを取っておきましょう。
後のもろもろ手続きの際にとっても役立ちます。
おかげさまで転勤発覚してから、一週間で住む部屋が契約できました。
しかも、最も気に入った部屋に決めることができ、まずはほっとしました。
インターネットがあるので、とっても便利になりました。
8)続いて、駐車場も決める
建物が駐車場付きとは限らないので、仲介業者も手続きも別々になる場合があります。
わたしの場合、2台分確保する必要があったため、実際に近所を歩いてみて見つけました。普通、空きがある場合には立て看板がありますので、その場で直接連絡を取ってその日のうちに手続きをしました。
目的を果たし日帰り。往復6時間半の移動でヘトヘトです。。 orz
さて4月に入り、今週から夫は新しい職場に出勤(プチ単身赴任状態=ホテル暮らし)のため平日は不在。
引っ越しの日程は搬入と搬出で2日かかることがわかり、いろいろ考慮して4月21日土に搬出、22日日に搬入で決定。
新居の鍵受け渡し日は、それより一週間前の土曜日に決まりました。
以下、続き・・
9)引っ越し業者へ見積もり依頼・引っ越し日を押さえる
今回は夫の会社指定の引っ越し業者が決まっていました。(辞令なもので)
わたしの車(1台)の輸送費用も、見積もりに入れてもらいました。
10)その日に新しいダンボール、大小60個が渡されたので、冬物から徐々に箱詰めをはじめる
しかしまだテンポよく荷造りはできません。
なぜなら、ダンボール箱の積み上げ場所に困るし、そのせいで掃除はやりにくいし、まだ生活に必要なものが多かったりして、結局中途半端になります。
それに、部屋の中で自分がダンボールや荷物に囲まれ始めると、それだけで気分が滅入ってきます。(>_<)
11)新居の家具配置計画、平面図・展開図などをつくる
仲介業者にお願いすれば、物件の建築平面図(寸法付)を用意してもらえます。
わたしの場合はCADが使えたので、あらかじめ詳細な図面を描きました。
家具配置計画図面があれば、引っ越し業者の方へ指示が出しやすいうえ、誰が見ても分かりやすいうえ、何より後で余計な手間(家具を移動させたり)がかかりません。
(^^;できるだけ合理的に、自分に優しくすすめるためです。
因みに、駐車場の地図・配置図なども仲介業者から貰える場合があります。
それがあれば、車庫証明や届出の手続きに役立ちます。
12)光回線工事の予約と光電話(新電話番号)申込、及び現在の光回線終端装置(ONU)の返却について連絡をする(後日、返却キットが送られてきます)
そもそも新居を決める際に、光回線が使える建物かどうかの確認は当然に必要です。そのうえで、現在契約中の光回線受付窓口へ連絡すると、移転・継続なのか解約・新規契約になるのか、工事についても詳しく教えてくれます。(新住所と建物名、入居日は必ず聞かれます←わたしは更に、電柱番号とNTT番号まで言いました 笑)
光回線工事は、直ぐにはできないことが多いようです。入居日や立ち会える日程が分かったら早めに予約をするようにしましょう。
13)現在契約中の電気・ガス・水道について停止の連絡をする
ガスは停止作業の際、立ち会いが必要な場合があります。
最近はインターネットを利用すると簡単に引っ越し・解約の手続きができますので、たいへんに便利になりました。
14)郵便物転送の手続きをする
郵便局のWebサイトから転送の手続きが簡単にできます。
転送開始日が指定できるので、引っ越し日が決まったら手続きしておくのが良いでしょう。
三週目|仕分けと荷造り、鍵引き渡し
15)新居の電気・ガス・水道の開始予約をする
物件資料を見ると、ライフラインについて連絡先が明記してあります。
ガスは開始作業の際立ち会いが必要な場合があるので、あらかじめ日程を調整しましょう。
わたしの場合は、新居の鍵引き渡し日にガス会社の人に来てもらいました。
最近は、支払方法についてもインターネットを使って簡単に手続きができることが多いので、最初にやっておくと安心です。
16)「持っていくもの」は季節ものから箱詰めし、
「持っていけないもの」は、(1)人にあげる・(2)リサイクルに出す・(3)処分するものにそれぞれ仕分けして部屋から出す
引っ越しは、体力的・精神的にシンドイ作業ですが、モノを整理するには絶好のチャンスです。
そもそも、モノにはモノの役割があります。
ただ「捨てる」と考えると気が重いので、使われず死んでいたモノを生き還えらせ、役割りを与えるというつもりで仕分けをしましょう。
そうして(3)処分することが決まったモノには、感謝とお礼を言ってお別れをしましょう。
ここが一番シンドイ作業だと思います。
自分のモノだけならまだ良いのですが、家族の分まで仕分けするとなると、迷いや変な怒り(?)も出てくるものです。
わたしの場合、夫のトレーニング器具に、正直イラっとしましたね。
(^^; たいして使っていないし。。
そうは言っても、本人にしてみたら大切なものかもしれません。思いやりを持って本人と相談して決めるようにしましょう。
17)新居の鍵受け渡し当日、夫が立会し現地でマンション管理者から説明を受ける
鍵を受け取ったら、すべての窓寸法を採寸しました。
カーテンを準備するためです。前もって準備できると少しでも気分がラクになります。
そして、この日に夫がiPhoneを使って、すべての部屋の動画撮影をして帰ってきてくれまして、そのおかげで、窓の様子、コンセントや棚の位置、梁・柱の出っ張り、ベランダの状況などが分かりやすくて役立ちました。
この日から、何気に注意が必要なことが1点あります。
「新居の鍵を無くさないこと」です。
引っ越しのバタバタで、必ず何かひとつは行方不明事件になるはずです。
しかし、鍵だけは無くしてはいけません(^^;細心の注意を払ってください。
四週目|手続きと準備、荷造りは大詰め
いよいよ、引っ越し前の残り7日間です 。
現住所の役所のWebサイトで転出・転入の手順について調べることができます。
わたしの場合は、役所が近所にあったので、マイナンバーカードを持って行き、窓口で夫婦二人分の転出手続きをしました。
19)引っ越しの挨拶回り用に手土産を買う
あたりまえですが、ご近所さんに直ぐに会えるかどうかわからないので、消費期限の短いものや、生ものは避けた方が良いでしょう 。
20)荷造りは大詰めをむかえる
引っ越し当日の朝に必要なもの、引っ越し先で直ぐに使うものなどに注意しながら荷造りをする。
状況にもよるのですが、わたしの場合、以下の通りトラックに積む荷物とは別にして準備したものがありました。
①掃除用具・・・
ゴミ袋、クイックルワイパー(あればハンディー掃除機)、雑巾数枚、セスキスプレー、セラミックスポンジ、ティシュなど
②返却物・・・
現在の部屋の鍵・住設の取説ファイルなど、入居時に管理業者から預ったものはすべて
③文房具・・・
認印、ボールペン、カッター、油性ペン、PPテープ、ミニ工具など
④手荷物・1泊セット・・・
退去と入居が同日ではない場合は着替えなど
⑤クーラーBOX・・・
冷蔵庫の食材入れ用
これは結構余計な荷物になるので、基本的には冷蔵庫の食品は引っ越し前日までには、すべて使い切ることをお勧めします。
尚、これらの荷物に関しては、最後どのようにして運ぶのか、掃除のゴミは処分できるのかなど、そのときの予定を十分考慮する必要があります。
引っ越しが決まってから、やったことのおわりに
ここまで地味な作業が多いし、誰にとっても引っ越しはシンドイ作業です。
一般的な「引っ越しチェックリスト」などを見てみると、住所変更や届出などの手続きに関することは書いてあります。
しかし、わたしとしてはそれよりも、荷物をどう整理して搬出し新居にどのような配置にするのかが重要で、できるだけ前もって家事導線や家族それぞれの生活スタイルなどをイメージした合理的なプランニングができれば、引っ越し先でストレス無く早く、普通の生活に入れます。
最初面倒でもその下準備はしっかりとし後悔のないように。
それに、間に合わせで無駄なものを買ったりすることが無いように。
想像力をふくらませて、モノの整理と新しい生活のプランニングをすると良いでしょう。
うちは夫婦そろって建築関係ということもあって、少々細かいところもあるのですが、
できるだけ合理的に、少しでも辛くならないように(自分に優しく)しようと決めてすすめました。
加筆したりもして予想以上に長くなったので、続きはまた今度にします。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。