つのわのブログ

さまざまな良いデザインと住まいや身の回りについてのアレコレです。

爪甲剥離症が治った話し

両手の爪が指先から浮いて剥がれたようになる、爪甲剥離症になっていたのですが、発症から2年が過ぎ、現在ようやく元の爪の状態に治ったという話し。

 

治るまでにやったことはただ一つだけ。
皮膚科で処方された、タクロリムス軟膏とヒルドイドローションを2年間毎日一日も欠かさずしつこく手指に塗っただけ。

前半一年は良くなるどころか症状が進行し、ほぼ全ての手指爪が剥離したのでだいぶ凹みましたが、後半の3ヶ月は日に日に回復していったので、精神的にようやく救われた感じがしました
手や皮膚が荒れたりすると、やはり精神的に塞いでしまって参ってしまいますねー
というわけでこれは、中高年に起きた爪甲剥離症が発症してから治るまでの記録ですよ。

 


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2021年7月、左手中指の爪がデコボコして変形してきていたことに気がつく

そのまま放置してたら、爪が白くなり指先から剥がれるように隙間が広くなった

その頃には別の手指爪も同じように白くなり始めるところが出てきた

痛いわけでもなく何が嫌って、見た目がとにかく気持ち悪い状態になったこと
ネットで検索してみると、甲状腺機能亢進症の身体症状の一つに爪甲剥離があることが分かり、これは大変!だとめちゃくちゃ焦った
なぜなら、かれこれ20数年前にバセドウ病にかかり、入院手術をした経験が既にあったからだった

まさかの再発か!?ひぇー
あの時の悪い記憶が蘇るのでした

ゆーても既に甲状腺の2/3以上を摘出しているのに、ちょっぴり残っている甲状腺までもやられたということなのかっ!?
もしそうだとしたら、これは本気でヤバい
あの頃と違い中高年になってのこの病は、かなり状況が悪いだろうと思った

それから大慌てで皮膚科を探して受診した
発症から3ヶ月放置した2021年10月のことだった

 

そして予想通り、爪甲剥離症と診断された
しかし、血液検査の結果では甲状腺に異常は見られず正常値だったのでまずは安心できた
血液検査で予想外だったのは、亜鉛の数値がめちゃめちゃ低くなっていたことが分かった
亜鉛て…そんなものが体内にあるのかと、今更初めて知りましたよ
そして剥離の原因は、菌やカビのせいでは無いという診断で、結局(亜鉛以外で)直接の原因は不明ということに
よって、爪が完治するまでには結構な期間かかるだろうとの診断だった

 

その日からまずは亜鉛を補う投薬を始めたのと、指先の乾燥と炎症が酷いということで、保湿を重点的にやってみることになった

亜鉛は投薬を2ヶ月もすれば正常値に回復したが、そのまた2ヶ月後の血液検査で欠乏状態に戻ってしまったので、また投薬を再開し1ヶ月後には正常値に戻るとそれから先は大きな変化が見られなかったので安心した


しかし爪は良くなるどころかますます残念な見た目になってきていた
ちょうど年が明けて寒さと空気の乾燥が進み、爪の症状が悪化しやすい季節なのだそうで、
ワタシは超真面目に毎日毎日、塗り薬と保湿クリームを指先に塗り続けた
本当に毎日だった、一日も欠かさずしぶとく塗り塗り、塗り塗り…

 

運が悪かったのはコロナ禍だったこと
手指を洗ったりアルコール消毒液を使う回数がとにかく増えたので、保湿が追いつかず手指の乾燥が進む原因になってしまい一層治りが悪かったように思う

その頃の手指爪の状態は、ハイポニキウムと呼ばれる部分がほぼ全て無くなっていて、指先から爪甲中央にかけて3ミリ以上隙間が広がっており、爪が皮膚から浮いた状態になっていた
中には爪がそり返っておかしな形になってしまっているのもあった
ここに髪の毛やら細かいものが挟まって痛い時もあったし、2度ほど爪が途中から折れて半分剥がれてしまったこともあった
これがいちばん痛かった
そしてこの頃にはほぼ全ての指の爪が白くなっていた
何が嫌って、とにかく見た目がキモイので、精神的に凹みます orz
アクセサリーも辞めてしまって、手先を人に見せたくないという感じ

 

2022年7月、発症からまる一年
左手中指の爪のデコボコは無くなった
しかし、まだほぼ全部の爪が微妙に剥離したままで色も白い、隙間もまだある
この一年、毎日真面目に塗り薬と保湿を続けていたので、そのせいか甘皮が無くなった
これが良いのかどうかは知らんけど、恐らく甘皮が白くなるのは、指先を酷使するからではなくて実は乾燥が進んで硬く白くなるのではないかと思った
よって、ワタシの場合は保湿がうまく行っているので甘皮が無いように見えるのではないかなと
皮膚科では、親指の爪の生え際でネイルフォルドの辺りがまだぷっくりと腫れて炎症していのが見られると言われた
通常、ネイルフォルドから爪甲にかけてはなだらかに平らに繋がっているものらしく、言われてみればなるほどワタシのは確かにちょっと盛り上がって腫れているように見えた

 

それからさらに半年が過ぎ、2023年2月になると、爪の形がほぼほぼ正常に戻ってきていた


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嬉しくなって、さらに真面目に毎日毎日塗り薬と保湿クリームを塗るのを続けた、本当にこれだけは真面目に一日も欠かさず続けた

 

そして2023年6月、多分治った!
爪と指先の隙間は全く無くなり、爪の形は元通りになった
毎日真面目に続けた甲斐あってか、爪とその付け根は艶が出るほど潤いが戻っていて、カサカサしたようなささくれや乾燥がほとんど見られない

 

発症からまる二年が過ぎていた
やはり診断の通り、ここまで長かったー!
コロナ禍で手指の負担は増えたし
結局何が原因かわからなかったけど、
唯一思い当たるのは、そりゃまぁ中高年になったからなのかなぁと…
現在も塗り薬と保湿クリームは、暑さ寒さに関わらずひたすら毎日毎日続けている
自分がここまでひとつのことをしつこく継続してやる人間だったとはね、本当に知らなかったわ

 

というわけで、
まる二年塗り続けた薬は次の通り、皮膚科で処方してもらえるので、
これが誰かの参考になれば幸いです。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

 

タクロリムス軟膏0.1% イワキ

www.iwakiseiyaku.co.jp

 

ヒルドイドローション0.3%  マルホ

www.health.ne.jp