前回、「自己肯定感がまあまあ強め」についての話しをしました。
そういう人は恐らくこれまで自分のやってきたことにこれといった不満が無く、後悔するということがほぼほぼ無いんじゃないかと感じています。
これが良いとか悪いこととか言うのではなくて、じゃあどうしてそういう「人生不満や後悔無しサイクル」になるのかという話し。
結論はとっても簡単で、「後悔しないための選択」をしているからです。
もっと言うと、今やらなかったら将来絶対後悔するかも(orしないかも)を基準に物事を選択しているということです。
え~そんなの当たり前じゃん
みんなやってるし
と、思うかもしれませんが本当に出来ていると言い切れますか?実はコレが案外むつかしくてやってるようでやっていないようですよ。もしかするとそれも今流行りの「自己肯定感」が低いことと繋がっているのかもしれないです。
簡単とは言いましたが実は訓練していないと、コレが結構簡単には行かないらしいということをワタシも最近理解したところです。
どういうことなのかというと、物事を選択する際人は少し先の未来(後悔)のことよりも現在の安定を選びがちだということ、それと基本的に人は絶対損はしたくないつまり損得が優先で物事を選びがちだということ、それだから簡単ではないのです。
これを知ってなるほどーそういうことなのかと理解しましたよ。
だってね、後悔はもう元に戻れないけど損は取り返せるという考えを持っているワタシにとってはちょっと驚きましたからね。
「後悔しないための選択」よりも「損しない選択」のほうが優先されるんだということを今更ながら聞いて理解できました。
なるほどー、おもしろいですよね。
だけれども、ワタシもはじめっから後悔無しサイクルだったわけではありませんよ。
若いころに「あーー、こんなことならあのときやっとけば良かったー」っていう体験を何度か繰り返した結果たどりついただけなんです。
何かの選択に迫られたときは中長期的に考えて後悔しない道を選択する、これが自分にとって精神衛生上最適な方法だと分かったんです。
勿論その際とりあえず何もしない(現在の安定)っていう選択もありますよね、ですがそれ自体が後悔に繋がらないのかと考えてしまうんですよねー。ビョーキですかね?それくらい後悔したくないんですよね、だって戻れないから。
勿論その時々の内容にもよるんですけれど、要は人の意見に惑わされないような自分のモノサシというか基準になるものがひとつあれば、迷ったり失敗したりすることが徐々に少なくなっていって、そのようなプチ成功体験を繰り返すうちに自己肯定感がそこそこ強い人に仕上がり、気が付けば「人生不満や後悔無しサイクル」になっているのではないかと思いました。
もう少し細かいことを言うと、「損する」とはどういうことかとよくよく考えたら「失う」とはちょっと違っていて、既に持ってるものを失くすことではなくてこれから得られたかもしれない利益が得られないっていうニュアンスなんですよね。(えーかげんなワタシ辞典)
ということはですよ、損することを心配するということは、起きてないところで(起きる前から)考えてしてしまっているかもしれないことになるので、必然的に「現在の安定」を選択しがちになるんじゃないですかね。損するくらいなら何もしないでおこうって。
そのようにして「現在の安定」を選択した場合、確かに「損する」ことはないかもしれませんが(増えても減ってもない状態)、やっぱり「後悔」はしないとは言い切れませんよね。
あと、得したいという人の気持ちはよくわかるのですが、個人的には得することよりも後悔しないことのほうが精神衛生的に優先順位高いですね。
なぜなら得したか損したかどうかというのは結局何かと比較してはじめて気が付くことであって、そもそも後から取り返せるものと考えているのでダメージが〇←コレくらい(どれくらい?!)だったとして、後悔については自分以外誰にも気づかれず自分自身にズッシリと精神的な重いダメージがあるような気がしています。だって戻れないですからね。
以上のことをまとめると、記号で表すなら
「後悔しない選択」>「現在の安定」>「損得で選択」
と言う結果になりました。あくまで個人の主観ですけど。
あらゆる人が自由にあらゆる選択ができる社会が理想です。
これが誰かの何かの参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。