つのわのブログ

仕事と住まいと身の回りについてのアレコレです。良いデザインとオンリーワンを広め隊。

ペニンシュラ型キッチンの良い点・改善点を考えた結果、大切なこと


 

今回は、わたしの(家の)キッチンについて。

ペニンシュラ型キッチンといいます。(下図参照)

 

コンロ側のみ壁面に接していて残りの三辺は開放的なキッチンで、LDKのほぼ中央に配置してある間取り。(ちなみにマンションです)

間仕切りのない広々とした空間になっていて、気に入っています。

 

そのキッチンを毎日使用してみて、思うことを書きます。

 

 

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まずは、そのキッチンの足元について。

通常は台輪に巾木(はばき)といって、配管・足回りを隠すように化粧板が貼ってあることが多いんですね。

わたしのキッチンの場合はそれが無く、高さ15㎝床から浮いたようなデザインになっています。

幅(長さ)2m44㎝、奥行き90㎝、高さ90㎝のサイズのペニンシュラ型キッチンですから結構どっしりしていますが、この足元が開放的で浮いたようなデザインのおかげで、見た目軽やかでスッキリとした印象です。

 

しかし、デメリットもあります。

  • 料理の最中、きゅうりの輪切りなどが床に落ちたとき転がって下に入ってしまう
  • 小さな子供がいたら、おもちゃも転がって入ることがある
  • なので、毎日のお掃除は欠かせない、放っておくと、埃だまりになる
  • 脚金物が8本と多め、更に床から立ち上がった配管などを隠すカバー部分もあるので完全に空間が抜けてない
  • 掃除機やモップの先、お掃除ロボットが突っかかる(完全に抜けてないから)
  • キッチン上だけではなく、下の拭き掃除というひと手間がある

 

 

・・・あれ? メリットって何個あったっけ?

 

 

  • 見た目は良い

 

 

思うに、この足元は忙しい人には不向きなデザインですね。(^^;

しかし、これが絶対に悪いと言っているのでは決してありませんよ。

見た目のデザインは最も重要な要素です。人のこころを豊かにしてくれます。

 

ただ、そのデザインは誰のためなのか、またその理由は?と考えたときに、

「ヘー!なるほど!」と納得できるようなものでないと、後で別の問題に発展しやすい。

例えば、使う人が毎日それを使うたび、見るたびにストレスに感じるようになるとイライラするし、食事の支度をする場所でそのイライラを放置し続けると、小さな言い争いにまで発展してしまうかもしれません。

 

わたしはつい掃除のことを考えてしまう・・・(^^;

 

 

 次に、シンクについて。

最近多くみられるデザインで、シンクが深い、そして広い。

 

-- 大きなフライパンやお鍋も楽々洗えるね。

-- 大きな野菜や洗い物が多くても大丈夫。

 

確かに、中華鍋でもすっぽり入るシンクです。

しかし、その反対に毎日毎食後のお片づけの際にはその広~いシンクを、大量の水と洗剤を使って洗い流さなければいけません。

 

なおかつ、シンクが全体的にシャープかつフラットなので、もともと設置してあるシャワー水栓だと、水はねがハンパない。

入居当初から設置してあったシャワー水栓は、シャワーヘッドが小型でシャープでスッキリしたデザインでした。

シャワーの水が細い線の集合体で放出され、針が刺さるように出るタイプのもの。

シンクが一般的なものよりも深く吐水口からシンク底までの距離が長いのもあって、レバーを全開にして使用すると細かいシャワーの水がもの凄い勢いで飛び散り、あっという間にそこらじゅう水浸しになってしまいます。

つまり、シンクに対してシャワーが機能的に合って無い。

 

せっかくカッコイイキッチンとシャワー水栓なのに、お皿を洗うのにチョロチョロ水しか出せず、うっかりレバーを開けるとすぐに水浸しになるのがとてもストレスになったので、入居して直ぐに取り替えました。

シャワーの勢いが段階的に切り替え可能なタイプ、又はシャワーがやわらかい発砲泡のようになって出るタイプの水栓を探して設置しましたよ。

シャワーに関しては、今はとても快適になりました。

個人的には幅60㎝奥行45㎝もあればシンクの広さは十分。

あと、ASKOかMieleのビルトイン食洗機があれば、もっと狭いシンクでも良いかもしれない。・・・(^^;理想。

 

 

それから、カウンタートップ(天板)について。

素材はステンレス、バイブレーション仕上げになっています。

 

シンクの中まで同じ仕上げになっていて、傷・手あか・拭き跡などが目立たずお手入れがしやすい上、見た目は高級感があるのでとても気に入っています。

 

コンロの前に透明の強化ガラスがカウンタートップに刺さって設置してあるようなデザインもありますが、わたしのキッチンにはそれはなくスッキリ広々しています。

 

-- コンロの前、油が飛び散って汚れやすいんじゃないの?

 

一見そう思われるかもしれません。

お料理にもよりますが、少ない油でも揚げ物はできるし、天板の奥行きは90㎝と広いのでそれほど気になりませんよ。

脂ののったステーキを焼くときなどは、簡易的にアルミ製のガードを立てることはあります。その方が後で掃除をする面積が狭くて済むからです。

いずれにしても、カウンタートップの奥行きは最低90㎝くらいはないと、気を使うかもしれません。

つまり、90㎝という寸法にはそういう理由もあるということですね。

 

 

そして、ビルトイン・ガステーブルについて。

最近はフラットなガラストップになっていて見た目も美しく、一昔前のものにくらべるとお手入れがしやすい。

このフラットなデザインは使い勝手が良く、お料理をする人にとってはとても快適です。

万が一吹きこぼれた場合にも拭き取りしやすいし、焦げ付きにくくなりました。

 

しかし、わたしのキッチンですが、床からキッチン天板までの高さが90㎝、それにガラストップの厚みとゴトクの高さがプラスされると、全体の高さが97㎝にもなります。

 

わたしの身長は1m63㎝で一般的だとおもうのですが、キッチンが97㎝もあると料理の最中肩が上がりっぱなしになってしまいます。

電磁調理器・IHであればまだマシなのですが、ガスの場合にはその高さを考慮しなければ、使うときこうなってしまうのは簡単に予測・想像ができますね。

 

日本の一般女性には97㎝は、まだちょっと使いづらいかなー。。。(^^;

わたしにはこの高さはやや高めですね。

 

 

しかし、わたしはこのキッチンと間取りが一応気に入っています。

24帖のLDKのど真ん中に鎮座した、ペニンシュラ型キッチン。

だから、いつも片付けておきたいし掃除も頑張ろうと思えるのです。

 

  

建築・住まいのUI/UXデザインを考える必要性

 

 

結局何が大切かって、想像力が大切なんだと思うんですね。

どんなことに対しても同様のことが言えるのかもしれないのですが。

想像力を働かせて物事を考えると、確かに出口の見えない迷路にハマることはよくあります。なかなか抜け出せないという。

ですがあらゆる問題に立ち向かうためには、その想像力がとっても大切なんですね。

  

どんな人がどのように使うのかというような、ターゲット設定の方向はいつも間違っていないとは思います。

住宅設備や生活家電などについては、最初はその機能にばかり関心が集まりやすいのですが、それよりも使う人本人がお手入れできること、メンテナンスのしやすさがけっこう重要な要素だったりします。

 

たとえば、魚焼きグリル。

魚だけではなくてお菓子やピザも焼けるしダッチオーブンとしても使えるのは嬉しい機能なのけど、

・そのグリルトレーが外しにくく洗いにくい

・庫内が掃除しづらい構造になっている

するとそのうち、片付けが面倒になって使わなくなる、というのはよくある話しです。

 

「いろんなことができる・機能が備わっている」よりも

「使い方がシンプルでメンテナンスし易い」ほうが、

結果選んで良かったと思われるような気がしますね。

 

その割に、施工性については始めからちゃんと考えてあるんですよねー。(^^;

でないと(建設会社に)採用してもらえませんからね。

 

それから、特に最近は忙しい人が多い。

仕事に、家事、育児に、毎日本当に忙しいんです。

住まいにおけるデザインとは、そんな忙しい人のこころと生活を豊かにしてくれるものでなければならない。

 

また、美しいデザインには全て理由がある。

そんなデザインの力と想像力をもってすれば、いくらでも生活を豊かにすることができるはず、可能性は無限にある!・・・というかそう信じているんです。

 

IT用語に、「UI・UX」というのがありますが、住まいに関しても同じように考えるべきと思うんですよね。

そもそも建築とは、昔からユーザーファーストで考えて作られてきたのですから。

 

でもまぁ、あれですよ。

わたしの(家の)キッチン、このデザインに関しては個人的には気に入っているので、少々手間でも毎日のお手入れはそれほど苦ではないといえばそうです。ハイ(^^;

想像力を駆使して、使う人の好みと生活スタイルに合った良いデザインを提案できるというのがベストでしょうね。

 

 

次は、スタンディング・バスについても書いてみたいです。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。