わたしは本をほぼ読みません。
あ、でも、建築・デザイン・IT・経済の趣味と身になる書物は好んで見ますよ。
ところが、小説や物語、エッセイなどは3行で疲れて眠くなるんです。
いままで何度もチャレンジしようとしましたが、厚さ1センチの短編集でも最後まで読み切れませんでした。
恐らく、写真や図解があって明快で事実に関する文章を読むほうが好きなんだろうと思います。
そのせいで?だとは思うのですが、普段から本を読まないので、いわゆる語彙力の乏しさといったらハンパないです。日本人失格かも。
で、本読んだことないけど西加奈子さんが好きなんです。
予想通り、ネットでも話題になっていましたよ。
週末朝のテレビ番組「ボクらの時代」に、若林正恭さん×山里亮太さんと共に出演。
これがとてもおもしろかった。
何がおもしろかったのかというと、いろいろな事実に基づく考え方を西加奈子さんが、まるで図解を示すかのように明快に言葉にしていたというところ。
いちいちスッキリするんですよね。
少なくともわたしはそう感じたので、ますます西加奈子さんが好きになりました。
(本読んでませんけど( ˙³˙)ノ)
そんな西加奈子さんの言葉の数々を(勝手に)書きとめておくことにしました。
- 1.天才は怒りのパワーが衰えない
- 2.若林さんは人間1回目なんよ
- 3.歯ぐきから血出るくらい嫉妬した
- 4.結婚を幸せなものと思いすぎてるんじゃない?
- 5.結婚して最も良かったことは、「結婚しないの?」と聞かれなくなったこと
- 6.ラブラブのときは、その二人が着火剤
- まとめ
1.天才は怒りのパワーが衰えない
「もう、大人だから良いかぁ・・・」が天才には無いのか、という話しでした。
丸くなるってどういうことかな?と、改めて考えましたね。
丸くなることを良しとする一般的な考えが正解とは限らないのかも。
2.若林さんは人間1回目なんよ
山里さんが、予想外の行動(空気読めないような)をした若林さんに関するエピソードを語ったところで、西加奈子さんがサクっと説明されました。
人間を何回も経験した人間がいたり、初めての人間1回目の人がいたり・・・なるほど、そう考えると人のあらゆる行動の説明がつきます。いちいち反応(イラついたり、悲しんだり)するのもおかしな話しなのかもしれないです。
3.歯ぐきから血出るくらい嫉妬した
チャーミングでおもしろくて強い意思が感じられる言葉だなと。
嫉妬というドロドロした言葉が、なんとなく強くてカッコ良く聞こえる表現になっていて、それこそ嫉妬してしまいました。
「嫉妬してしまった」なんてなかなか自分じゃ言えないからかな(^^;
4.結婚を幸せなものと思いすぎてるんじゃない?
更に、 ”結婚は日常の延長よ” と。
これには目から鱗?腑に落ちるというのか、とにかくスッキリ!しましたね。
いや、まさにその通りです。なんでその表現が今までできなかったのかと思いました。
結婚して幸せになったらそれまで持っていた勘や鋭さ?みたいなモノが消えて無くなってしまって、自分の個性や魅力が無くなるか変貌してしまうのではないかと思うと結婚できない、みたいな。
・・・これって正直、要らん心配ですよね(^^;
結婚したら100%幸せとはなりません。案外普通です。
5.結婚して最も良かったことは、「結婚しないの?」と聞かれなくなったこと
ほんとコレです。
「なんで結婚しないの?」「まだ捨ててないんでしょ?」
正直メンドクサイ言葉ですよね。よく言われていましたよ、わたしも。
言った方はそこまで悪意は無いのかもしれませんが、言われた方としては結構引っかかると思うんでね、サラっと流せたら良いんですけど。
だからなのか、言われ慣れてきた人は自分と同じように言われている人を見ると、
「本人にはちゃんと考えがあるのよ。」「あなたの好きにしたら良いよ。」など、気遣ってくれたりする場面もありますよね。
ところが、そう(気遣いの言葉を)言われた方はそれはそれでナンダカメンドクサイなーと感じたりしていましたね・・・(^^;
西加奈子さんの言葉によると、
”(結婚を)したいって言うことがサービスになっていた”
”人間は周囲を安心させるための説明が要る”
みんな安心するためには説明が要るのだと。
「結婚しないの?」と人から言われたときに、本当は結婚したくない上にまだひとりで居たいし、そもそもその孤独すら楽しんでいる状況なのに、それを正直に言っても周りが安心してくれない。
だったら「結婚はしたいですよ」と言う方が相手を安心させることができるしそれが周囲に対するサービスになっていた、という話し。
思えばわたしも、あそこまで喜んだ両親の姿を見たのは、今まで結婚が最強でしたね。
運動会で1等になったときより、リレーの選抜選手に選ばれたときより、苦しんで苦しんで国家試験に合格したときより、会社で昇進し取締役に就任したときよりも、わたしが結婚したことが両親にとっては嬉しいことであり、安心だったようです。
わたしとしては正直、微妙でしかないんですけど(^^;
なーんだそんなんで良いのかとも思いました。
恐らく、両親は両親で人から「お嬢さん結婚は?」とか言われていたんだと思います。そのたびに、仕事が忙しくて・・・とかなんとか説明をしていたんじゃないかと。
そしてそんな説明をしながら、心の奥ではもやもやしていたのかもしれません。
そう考えるとちょっと申し訳なかったなと思います、ちょっと。
こどもからしたら親に喜んでもらえることが嬉しいもんです。どうやって喜ばそう、褒めてもらおうかと考えているんじゃないかと思うんですね、無意識でも。
だから、正直に「結婚しない」と言ったら親が悲しむだろうなと思うと、どうにか安心させるような別の方法や説明を考えて、それを繰り返してきたように思います。
現在は、結婚したらそういったようなメンドクサイやり取りがなくなったので、
わたしも、西加奈子さん曰く ”ストレスフリーになった” ということです。
6.ラブラブのときは、その二人が着火剤
ラブラブの二人が居れば、大げさな演出や場所やモノは要らないという話し。
なるほど、確かにラブラブの二人ならどんな場所でもどんな状況にあっても、最強で楽しいはず。
ディズニーや豪華な食事も花束も要らないのだそう。
まとめ
西加奈子さんの言葉はハッキリしているのに誰かを傷つけるようなものではなく、むしろ多くの人の心をスッキリさせてくれるような気持ちの良い言葉ばかりでした。
わたしの勝手な解釈を書いていますが、きっと人それぞれ自分の立場に立った解釈があったのではと思います。
結論、やっぱり本はできるだけ読むべきです。
(^^;;
語彙力ないけどなんとなく生きてます。。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。